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出羽守(でわのかみ)の正体


 ■ 出羽守(でわのかみ)の正体

執筆 2024年 11月05日  執筆 2025年 08月03日 

『出羽守』(でわのかみ)とは、

「海外の ○○国では」
「他社では」
「○○地方では」

などで始まり、

『だから 日本はダメな国』
『だから この会社はダメ会社』
『だから この地方はダメ地方』


みたいな結論に持って行こうとする
印象工作 を 指した
ネットスラングです。





今日は、その「出羽守」
『典型的な 2パターン』
手口解説や対処方法を
まとめてみました。


あなたが どこかで
この手の輩を見かけた時、

ぜひ 当ページを参考にして、
連中の「姑息な手口」を
見抜いてやって
くださいね。


出羽守 の 正体 は、簡単に言えば
『ただの詭弁(詭弁)』
すぎないのですから…

 


【目次】

 ★『それに比べて』型 出羽守 1

  『それに比べて』型 出羽守 2

 ★『○○から見ると お前らは非常識』型 出羽守


 ★出羽守は『主張のキメラ』

 ★『認知的不協和』による犯罪者予備軍、出羽守


 ★さいごに




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『それに比べて』型 出羽守 1



皆さんも
ネットや実生活の中で、

『○○国の政治は 素晴らしい!
それに比べて
日本の政府(自民党)の
役人どもは…』

みたいな話を聞いて、

「え! 海外と政治は
そんなに素晴らしいの??」

驚いたり 首を傾げてしまった経験が
おありかと思います。







連中の主張は、
たとえば、こんな感じです、

○○国には 消費税が存在しない!

それに比べて 日本政府は
不要な消費税を民衆に押しつけ、
バカな民衆どもは それに疑問すら抱けない、
憐れな政府の飼い犬!(笑)』



地方の人々は 心が あったかい!

それに比べて 東京人は
まるで 冷たいロボット!
少しは 地方の人間の
あたたかい心を見習え!』



ね? 見おぼえや、
聞きおぼえがあるでしょう?





でも、ちょっと冷静で
ちょっと知識のある人
であれば、

こうした連中の
片寄った意見・的外れな見方
の オカシサ
に 気づき、

下記のような疑問
抱くはずです。





「○○国には たしかに
消費税は無いですね。


でも それ以外の税金
どれぐらいの額なのですか?


日本と比較するぐらいなのだから、
当然、日本と同じぐらいのはずですよね?


まさか『消費税は無いけど、
それ以外の面でドッカンドッカン
税金がかかる国』

ムリヤリ比較対象に
していたりしませんか?」






「東京の人口は だいたい、
地方の 10倍以上は軽くあります。


それだけの人口密度と刺激の中で
日常を過ごせば、地方人より
物事に感情的にならないのは 当然
かと。


…と 言いますか、
他人に過剰に干渉しない東京こそが
本物の「多様性の街」であって、

地方のように「地元のローカルルール」
まだまだ根強く残り

それに したがう人にだけ
暖かく接する
『閉鎖性』も また、
批判されるべき「冷たさ」
ではないでしょうか?」





…とね?

 




上記の やり取りから お分かりの通り、
この手の連中の手口の見抜き方 は、

『比較対象の範囲が
「意図的に限定」されていないか?』


『比較対象の背景事情が、
「意図的に無視」されていないか?』


の 2点に着目することです。



「対象範囲」を ちょっと広げたり、
「背景事情」を ちょっと考慮する
だけで、
簡単にボロを出す ような主張は、

姑息な『詭弁』
すぎないのです。

 



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『それに比べて』型 出羽守 2



あと このタイプは、

『批判対象(A)の
「比較」として挙げたもの(B)
(外国・地方・他社など)を
とにかくベタ褒めする』

という流れが定番ですが、


実は これは、
Aをズタボコに叩くための
単なる下地
であり、

実際は Bについては ほとんど知らないか
興味が無い
ケースが 実に多いです。




どうして そんな
遠回しなことをするかというと、
理由は 下記の2つ です。



『直接批判による責任を 回避したい』

「自分のA嫌いは 感情論ではないんですよ!」
「あくまで Bに比べればという比較論なんですよ!」
という 体裁を装いたがっている



『周囲を(ダマして)納得させたい』

「比較対象があるのだから
自分の意見は客観的なのだ」
というふうに
周囲の人間に 思い込ませようとしている。





 




以上から お分かりの通り、

『単なる自分の「根拠のない感情論」を、
「都合のいい比較対象」を用いることで
さも正しい意見であるかのごとく
印象操作
し、

結果的に 自分が議論に勝てさえすれば
「無関係な第三者をダマす」ことすら
躊躇しない 卑怯者心理
が…


『それに比べて』型 出羽守
正体 だったのです。





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『○○から見ると
お前らは非常識』型 出羽守



さて、もう1つの 出羽守 は…

『○○から見ると
お前らは非常識』型
の 出羽守
です。





このタイプは、
昨今の 左翼・フェミニスト の 間で
本当に増えており、

その主張も
「ワークシートか ??」と思うほど
文章パターンが決まりきって
います。
(なにしろ 十中八九 作り話 ですから(笑))






1. 先日 海外の人
話す機会があった


2. 日本の政界や社会のことを話したら
ひどく 驚かれ
「我が国で そんな事をしたら、
非常識と笑われるか
大批判を受けますよ!」

と 言われた


3. やはり 海外の人たちは まとも
日本人は アホばかり だと分かり、
「強く握手したり」「乾杯したり」
「永遠の友情を誓ったり」した








なにか、
聞いてる こちらの方が
恥ずかしくなってくる内容
ですが、

こんな白々しい代物を
大の大人が真顔で書いたり言ったり
してくる
のですから、驚くばかりです。





「我が国なら 非常識」
相手の外国人に言われて
『我が意を得たり!』
はしゃいでいる
ようですが、

普通に考えれば
「その非常識を結果的に許している あなたも
他の国民同様に愚かだよね」

批判・嘲笑されているのも同然…


そんな事すら理解できず、
なにをバカみたく浮かれてんだ お前 ??

と、聞いてて憐れになります。





この話は
「国」を「会社」に置き換える
分かりやすいです。


たとえば
『うちの会社は、他社に比べて
こんなにブラックなんだよ〜〜』

と 自慢(?)してる奴がいたら、

「ふーん 大変だね。
でも なんで、そんな会社に
いまだに しがみついてるの?


辞めようにも
転職できるだけの実力が
お前に無い
だけじゃね?


そういうの 世間では
自業自得 って言うんですよ?」

と 鼻で笑われますよね。

それと同じ なのです。

 




さらに言えば、

『やはり海外の人たちは まとも!』
などと、

自分と同じ考えの人間は
まともで正しい
みたいな
痛々しいほどの 我田引水
笑わせられます。




『強く握手、乾杯、永遠の友情』
みたいな「劇的な展開」に
持って行きたがる傾向にも、


本物の友情 に 縁が無い人生を
歩んできたから、
こうした漫画やドラマの中だけの友情演出を
現実の それみたく 勘違い
しちゃってるんだろうなぁ」



「たとえ事実だったとしても、
ノイジーマイノリティどもは、
イデオロギーが歪んでて
賛同者が圧倒的に少ない から、


たまに珍しく賛同者に会えると、
こんなふうに 強力磁石 みたいに
ベッタリ貼りつく極端性というか、
異常な粘着力があるんだろうねぇ…」



…などと 色々な「背景」
垣間見えてしまって、
同情するやら 笑うやら

  



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『出羽守』は 主張のキメラ



「キメラ」(キマイラ)という
モンスターを ご存じでしょうか?


キメラとは たとえば
「頭はライオン、胴体はヤギ、しっぽはヘビ、
背中には 鳥のような大きな羽」

というように、

色んな動物のパーツが
合成されている怪物で、

それぞれの動物パーツの
特化した能力を使うことで、
単体のライオン・ヤギ・ヘビ・鳥よりも
高度な戦闘力を発揮
したりします。





でも 所詮は、
空想上の「都合のいい動物」

言うまでもなく 現実には
「キメラ」(モンスター)は
存在しません。



これって まるで、
『出羽守たちの 主張』
みたいですよね?

 




先述の 政府批判 の 例で
よく見られる、

『日本はヒドい国だ!
なぜなら日本は
A国より 税金が高く、B国より 犯罪率が高く、
C国より GDPが低く、D国より 物価が高く、
E国より 社会保障が低い からだあぁ!』


みたいな 物言いなどは、
正に『主張のキメラ化』です。



そんなふうに
他国が日本より優れている部分を
「細切れで 寄せ集め」ないと、
日本を批判できない
時点で、
主張としては もう メチャクチャ





仮に「A国は 日本より税金が安い」
事実であったとしても、

「実は A国は、
日本より 犯罪率が高く、
日本より GDPが低く、
日本より 物価が高く、
日本より 社会保障が低い 国」

かもしれないのですから…

 

(こうした、自分の主張に都合のいい箇所だけを
意図的にピックアップ する詭弁・印象操作は、
『チェリーピッキング』とも呼ばれています)




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『認知的不協和』による
犯罪者予備軍、出羽守



『認知的 不協和』
(にんちてき ふきょうわ)
という言葉があります。


これは
「自分の思いや考え」(主観)と
「事実・現実」(客観)が
合致しない 事に、
イラ立ちなどの 不快感 をおぼえる

状態のことです。





そのズレを解消するために 人は、
自分自身の能力を上げるために練磨 したり、
自分自身の中の勘違いやバイアスを反省し、
現実を直視しようと励む
わけですが…


こうした「努力」を嫌がる、
変にプライドの高い 怠け者 は、

なんと
『現実・事実のほうを 否定』
しはじめるのです。

 




もう お分かりですね?

そうなのです。

出羽守 が 批判・否定したがっているのは、
「自分にとって都合の悪い 現実や事実」


『私たちを含む 他人や、
この社会そのもの』

だったのです。

 



他人や社会を悪しざまに罵る
(結果的に自分を正当化する)
ためなら、


あらゆる『詭弁』
(正しいようで、実は矛盾している主張)
を 用いて人々をダマす
『情報操作・印象操作』も いとわない、


『犯罪者予備軍』と 称しても生ぬるい
自己中心思考




それが
『出羽守』の 正体
だったのです。

  



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さいごに



変に高いプライド の せいで
周囲から浮いてしまい、

さりとて
それをくつがえす実力も持っていない
(持つための努力もしない)輩
は、


「自分は間違っていない!
自分は悪くない!
自分は低能や怠け者などでは断じてない!」


「間違っているのは むしろ、
自分のすばらしさを認めようとしない、
この会社や この国や 他人のほうだ!」


といった
『認知的不協和』
頭が おかしくなり、



孤独感の反動 から
「どこかに自分の『本当の価値』(笑)を
理解できる、頭のよい人間がいるはず…」

という
都合のいい「想像力の翼」(笑)を
いっぱいに広げて

『出羽守』という
モンスターになるのです。

 



もし、誰かが あなたに
「○○では〜〜」と語り出したら、

「ああ、こいつは僕を(私を)
操作するつもりなのかもな」


「矮小なプライドで
頭がおかしくなりかけてる、
自己管理のできない危険人物かも?」


と、一応 注意を払うことを
強くお勧めいたします。





『出羽守』は、
他人をダマすことに躊躇の無い、
ガキ大人



現代日本では 法で裁けないが、
明確な『犯罪者予備軍』

なのですから…

  




出羽守(でわのかみ)の正体


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