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飴(アメ)を舐めるのは、自分の唾液を飲む行為


 ■ 飴(アメ)を舐めるのは、
   自分の唾液を飲む行為

執筆 2024年 12月19日 

僕が 20代前半の頃、
務めていたゲームメーカーの直属の上司は
「Y尾さん」という人だった。





ある日 僕が
「僕、アメが大好きなんですよね」
という話をしたところ、

Y尾さんは「僕は嫌いだなぁ」
という返事。


理由を聞くと
『アメって、自分の唾液を
飲み続けているのと同じでしょ?』

(うろ憶え)との回答。





言われてみれば、その通りだ、
ひええぇぇぇぇぇ…
と 思ったが、




結局「自分の唾液を飲み続けるブキミさ」より
己の アメ欲求 のほうが上回り、

その後も 自分の 大のアメ好き
変わらなかった。





それから 10年 ほど経った ある日、
「そう言えば Y尾さんが、
あんなことを言っていたなぁ」

懐かしく思い出して、



改めて
『アメは 自分の唾液を飲む行為』
考えなおしてみたところ…

大変なことに気づく。



そもそも、
食べる事・飲む事 全てが、
大なり小なり
『自分の唾液を飲む行為』

じゃねぇか! と…






当時の Y尾さんが
冗談で言ったのか 本気だったのかは
今は知るよしも無いが、

『一見 特殊に見える・聞こえる行為が、
気づきにくいだけで、
実は 他の多くにも
当てはまる場合がある』

という『情報の真理』

彼から間接的に
教育してもらえたのだ…

という 感謝の念
今は感じています。



…と、ムリヤリ良い話に
まとめてみました。


 




(追記)

「Y尾さん」の名誉のために付け加えますが、

この方は 僕と(たしか)5つほどしか
違わない若さながら 非常に丁寧な人柄 で、

当時「良いゲームさえ作れれば
他の事はどうでもええわwww」

ぐらいの思考で生きていた、

どちらかと言えば
イケイケの 感情人間 だった自分を
本当に根気よく「社会人」に育ててくれた
恩人の1人
なのです。





今でこそ 理論的思考の重要性を説き、
Excelのような表計算ソフト大好き・
データ管理大好き人間
な自分ですが、

初めて Y尾さんから「Lotus1-2-3」による
社内の機材チェック業務 を任された時など
本当に不機嫌になった ものです。


ところが、この業務をキッカケに
データ管理(と 理論的思考)の楽しさ
に 目覚めた自分は、
一気に その後の物作りや実生活の傾向を
変えていく
ことになるのです。





当時の僕の性格(感情人間)を知りながら、
その真逆ともいえる資質を必要とする
データ管理業務
を 任せてくれた Y尾さんの
真意は不明ですが、

僕の隠れた資質を看破していた のだとしたら
凄まじいですし、

そうでなかったとしても
僕に 新たな人生の道を開拓するキッカケ
与えてくださったことには、
本当に お礼の言葉も見つからないほどです。



人には誰しも「出会い」による
人生好転の時期がある
ものですが、

僕にとっての その1つは、間違いなく
「Y尾さんとの出会い」
だったのです。







【下へ 続きます】



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