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夫婦別姓・夫婦同姓の 解決案


 ■ 夫婦別姓・夫婦同姓 の
          解決案

執筆 2007年 01月28日   更新 2024年 06月20日 



下記は、今から 17年以上前の 2007年 1月
僕が mixi に投降した日記
(と、そのコメント欄での やり取り)
を 加筆修正して まとめ直したものになります。

もちろん「主張」自体は
当時のものから一切 変更していません。






最近(2007年)、一部の人々の間で
『夫婦別姓』というものが
声高に要求されるようになってきました。


「男女が結婚した時、女性だけが
苗字(姓)を替えさせられるのは
おかしい」
というのが、
要求している人々の主張です。





そこで今日は、

『夫婦別姓に すべきかどうか』

『できないのであれば、
解決策はないものか?』
について
僕なりの考えを語ってみようと思います。



【目次】

  - 夫婦別姓に すべきかどうか

  - そもそも「家族」とは何なのか?

  - なぜ「家族」が重要なのか?

  - だから「同姓」でなければならない

  - 夫婦別姓の 解決案

  - それでも文句を言うのであれば…

  - 最後に

  - (追記) 他国の夫婦別姓




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■ 夫婦別姓に すべきかどうか



まず この話の大前提である
『夫婦別姓に すべきかどうか』
についてですが…



いきなり結論から言うと、

『別姓など 言語道断です』。

『家族で1つの姓を
名乗るつもりがないなら、
最初から「家族」(結婚・出産)になど
なるべきではありません』


というのが 僕の意見です。






こう書くと、
一部のフェミニスト などが
『女性蔑視!!』と 発狂して
攻撃しかけてくるかもしれませんが、
意見を曲げるつもりは ありません。



それは僕が、
女性を蔑視しているからではなく
家族というものに
『深い重要性』を見ている

からです。
(特に「子供の心身の成長」に おいて…)



そして『姓』が、

そうした家族の「一体感」を
作り出すための
演出・雰囲気づくりにおいて
大変に重大な役割を担っている

と 考えるからです。





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■ そもそも『家族』とは
何なのか?



「姓」の話の前に、
そもそも
『家族』とは なにか?

少し考えなおしてみましょう。





当たり前すぎる話ですが、

家族とは
「生物が、自分と その血縁の生存確率を
上げるために作る 最小団体」




そして 当たり前すぎる話ですが、

動物のオスとメスには
根本的な身体能力の違いに加え
『思考的な違い』も存在します。


(過激なフェミニストや平等主義者などは
この事実を 否定したがります が、
心身の性差は 確固として実在します





オス は、
「家族を外敵から守るために、
ある程度の 攻撃性・集中力 を持ち、

小を犠牲にしてでも全体を守ろうとする
(見る人によっては冷たくも感じる)
決断力 を有する」
傾向があり…


メス は、
「家族を安定して育むために、
周囲との衝突を極力さけ、争いを毛嫌いし、
何より 平等と協調的な関係を重んじる
(ときに 外敵 に対しても
この姿勢を一貫しようとするため、
現実的ではない幼稚な平和主義に
走ってしまう事も…)」
傾向が強いです。





これは、我々の中に
「性別」を作るホルモン がある以上、
逃れようのない宿命 であり…

(もちろん、男女ホルモンのバランスによって作られる傾向ですから、
男なのに女の気質を持っていたり、逆のケースがあったり、
さらには自己管理能力の高い人は「自分の基本的な気質を、
理性で ある程度コントロール」できたりもします)




同時に、この 性差 こそが、

オス・メスが一組(家族)になったときに、
互いの弱点を うまく補いあい、
互いの長所を活用しあって、


オス・メス単体では 成しえなかった、
『バランス良く 強い
団体(家族)づくり』

可能としている
のです。

 



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■ なぜ「家族」が重要なのか?



人間である僕たちは
「そもそも動物」なのですから、

『オスメスが対となって家族となり、
子供を育てる』
のが
自然であり 最良の形です。

(昨今の左翼マスコミなどの中には、
母親単身(シングルマザー)の子育てを
「男から解放された自分らしい生き方!」などと
無責任に もてはやして(?)いる面がありますが…)




というのも、
オスとメスで作る「家族」は、

そこで育まれる子供にとっても
『オスメス両方の生物の
心身的特徴を日常から学べる、
非常に重要な学校』
だからです。







男らしい父親 が どんなに
「子供を守る力強さと決断力」
を 持っていても、

他者に向ける やさしさ
わが子に育ませるのは
どうしても苦手ですし…


女らしい母親 が どんなに
「子供を愛で包んで」も、

力によって他者を押しのけてでも
自分の大切なもの(たとえば家族)を
守ろうとする強靭さ(戦いの上手さ)

学ばせることは困難です。

 




父の 頑健さ(強さ)
母の ぬくもり(愛情)があって、

初めて子供は「男女 両方の特性」を学習し、
『バランスの良い心(価値観)を
持った個体』
へと 成長できるわけです。



(男女の性差は「どっちが良い悪い」というものではありません。
ただ「異なる」だけなのです。

昨今の左翼系マスコミの中には、これを 優劣 で語ることで
ムリヤリ 「差別と その被害者」を捻出 し、
もって自分たちの記事材料にして 儲けている 企業もありますが…)




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■ だから
「同姓」でなければならない



そんな大切な「家族」の一体感 を、
日頃から実感できる要素の1つが
『姓(苗字)』です。





自分の 兄弟・姉妹や 父や母が、
おじいちゃん・おばあちゃんが、
(ご存命であれば ひいおじいちゃん・ひいおばあちゃんも)

自分と同じ姓
名乗っていることから感じる
「同じ団体に属している感」



帰宅した時、
玄関に掲げてある 表札 を見たときの、

「この家に住む生物すべてが、
1つの団体なのだ」
という安心感…



大人は もちろん、

社会に出る前の
まだまだ一人前ではない
「心の柱が不安定な」子供 にとって、

この「自分が、何らかの団体に
所属しているという実感」
は、
成長において土台となる
『安心感』を生む、
とても重要な要素なのです。




マズローの『欲求5段階説』の中にも、
最下段から3段目に「何かの団体に属したい」という
『社会的欲求』というものが存在します。

「団体に属している」という 安心感 は、
それより さらに上の段階である『承認欲求』『自己実現欲求』へと
登るための、重要な土台なのです)





同じ姓 だからこそ 子供に育まれる、
より強い 一体感と安心感

こんなに簡単かつ効果的なシステムを
「夫婦別姓」で 捨て去ろうとしている連中
がいるのですから、

その思慮の浅さに
あきれ返るほか ありません…




夫婦別姓 によって、
子供たちの中の『社会的欲求』
今以上に薄れていったら、

この国の人々は
どうなってしまう事か
… と
ゾッとするばかりです。

 


(今ですら「個人」が何より大事 などとマスコミがオダてすぎた結果、
子供の頃から「大人や年配者を小バカにする」風潮がガッツリ根付いて、
人々の心がバラバラに分断され、
「何かの集合に属している自分」という充足感が欠乏 して、
『漠然とした不安』の中を漂う状態 になってしまっているのですから…)






そういえば 何10年か前に、一時期、
『家系図づくり』というものが
流行ったことがありました。


これは1つの見方としては、
「今の自分に自信が無いから、
過去の血縁の名声に頼ったりするのだ」

と笑えますが(自分も当時 笑いました)…





別の見方をすれば、

「成人しても いまだに
帰属意識に頼ってしまうような、
幼少期に 家族による『社会的欲求』を
十分に与えてもらえなかった
心の寂しい大人 が、
普通に社会に紛れこんでいる」

という事実の 1つの表面化 でもあり…


実は、笑って済ませられない
怖さ をはらんでいるとも言えます。





『社会的欲求』(帰属意識)は、
子供の人間的成長の土台…

親の まっすぐな愛 が あるからこそ、
子供は「一人前」になれるのです。




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■ 夫婦別姓の 解決案



…と、ここまで
読んでくださった方の中には、

「夫婦別姓の 危険性は分かったよ。

でも、今の日本の制度だと
嫁入り(一部 婿入り)した側が、
その大事な姓を
替えさせられてるわけでしょ?


いいかげん、あんたの言う
『解決案』とやらを聞かせてよ?」


と 思われている方も
いらっしゃるのではないでしょうか?





その通りです。

「今の日本では、女性側が
姓を替えさせられるケースが多い」



だからこそ、
僕は気が付きました。


『片方だけが替えるから、
不公平が出るのだ。


なら いっそ、
「両方が」
替えてみてはどうか?』
と。

  




つまり こうです。

鈴木さん(男)佐藤さん(女)
結婚した時、

2人で相談して、
たとえば 今後は
「高橋さん」の姓を名乗る
(申請する)
のです。



「鈴木ゆうと」くん と、
「佐藤みさき」さん が結婚して、

「高橋ゆうと」くん
「高橋みさき」さん

を 名乗るようにするわけです。





もちろん、
これが「ベストの解説案」だとは
僕も思っていません。


たとえば
戸籍の管理などが
今以上に困難になる
でしょうし…

犯罪などに悪用される懸念も
もちろんある
と思います。



それでも、
『以前と別の苗字になるときの寂しさを、
夫婦で ともに分け合おうとする姿勢』
は、

以後の家庭づくりにおいて
2人の中に 貴重な「心の塚」を
作ってくれる
と思うのです。

 




ちなみに、今までの法律どおり、
「2人のうち どちらか片方の苗字を
今後も名乗っていきたい」人は、
それも OK
だと思います。

(その選択は残しておくべきだと思います)



夫婦にとって本当に大切なのは、
お互いの妥協点(着地点)を
「2人で」探すこと



「感情論の ぶつけ合い」からは、
決して 本物の夫婦の絆(信頼)は
生まれません
し、

そんな付き合いしかできない2人が
「本物の家族になれる」とは、
僕には到底 思えない
からです。

 



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■ それでも
文句を言うのであれば…



…と、ここまで書いても
納得しない人 は 当然いるでしょう。


「そもそも 夫婦同姓は、男社会の横暴!」
などと言って譲らない人々も
いるかもしれない…






でも、ならば僕は、
そうした人々に
逆に 問いたい です。


『では あなたは、
どんな案を持っているのですか?』
と。

『まさか 自分なりの対案も無しに、
「男による横暴!」と
大騒ぎしたかっただけなのですか?』
と。

 




「既成のルール」を否定できる自分を
先進的で立派!
酔いしれている人
には申し訳ないですが、

僕に言わせれば あなたたちは
『薄っぺらい理想論で武装した、
ただの無思考者』
にすぎません。



僕は「家族」というものを、
平均的な人より おそらく もう少し、
深く考え 重要視しています。


個々の「家族」の強さ・安定が、
ひいては日本国自体の
強さ・安定に つながり、


結果的に自分たちにとって
より幸せな社会に近づく


と 考えるからです。





もし、夫婦別姓 によって
その「家族の絆」が
今より低下してしまう
のであれば、

「夫婦別姓」を
推進しようとする連中は
僕にとって『敵』

といっても過言ではないでしょう。





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■ 最後に



以上、

僕自身としては
「家族は 強い社会を作るための最小単位」
という視点から、

『夫婦別姓には 反対』です。





でも、

「夫婦の どちらか片方だけが
姓の変わる寂しさをガマンして
成り立っている家族」
というのは、

それはそれで イビツ な気がしたので、
上記のような提案 をしてみました。






「夫婦別姓」の是非 を問う前に、

『そもそも1つの家族として生きる意味』を、
ジックリと考えなおしてみる時期

僕たちは来ているのではないでしょうか?


その後に、改めて
「夫婦別姓」は 論じられるべき
だと思うのです。

 



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(追記) 他国の夫婦別姓



さて、最後に 以下は、

2024年に このページを作る際に
ちょっと調べてみた、

日本とは逆に
「夫婦別姓がメインとなっている国」

(とりあえず2国)
についての 余談 になります。






まずは『中国』について。

今回 初めて知って驚いたのですが、
「中国は、夫婦別姓が基本」
なのだそうです。

(そのため、中国を『これぞ 真の男女平等!』
『フェミニズム先進国!』
などと
絶賛している人も 一部におりました)






ところが…

その理由について調べてみたところ、
こんな話 に ぶち当たりました。


中国で「夫婦別姓がメイン」なのは
「男女平等」どころか 全く逆の理由


つまり、

『女などというものは、
子供を作るために 男の家に
「居させてもらっている」程度の
存在だから、
同じ姓を名乗ろうなど 図々しい!』


という 恐ろしい理由 による
別姓だというのです。

 

(もちろん 僕は中国に住んだことが無いので、
上記は あくまで伝聞 、実際のところは分からないのですが… )





そして もう一国は
なんと『アメリカ』


(これにも ビックリ仰天した 無知な自分ですが(笑))
アメリカには そもそも
「戸籍」というものが無いため、
自由に姓名を替えることができる
そうなのです。

(ただし、姓名の変更 については
州ごとに制度が異なるらしい)






これについても「夫婦別姓」支持派 は、
『さすがは 自由の国アメリカ!
がんじがらめの日本とは大違い!』

と 大絶賛しておりました。



しかし、この話だけ聞いたあなたは、
きっと 首をひねる はずです。

「それじゃ、国は どうやって
個人を特定するの??」
と。


そのためにアメリカ政府が
運用しているのが
『社会保障番号』(SSN)

「国から、個々人に発行される9ケタの番号」が、
銀行口座などと紐づけ
されており、
それをもとに 個人を特定 できるように
なっているそうです。




このシステムって、
日本の『マイナンバー制度』
似ていますよね。
(厳密には少し違うようですが)



『夫婦別姓』を要求する人々には
「左翼」(アンチ自民党)が多く、

マイナンバー制度については
『自民党に国民が支配される!』
『日本が戦争のできる国になる!』

という 意味不明な理論の飛躍
大反対する者が多いですが…


本気で「別姓」の社会にしたいなら、
自民党が長年 準備してくれていた
『マイナンバー』の普及に
協力的になればいいのに…
と思います。





それをしないという事は、

結局 左翼連中は、
「夫婦別姓」にメリットを感じて
推しているというより、

『とにかく何でもかんでも
従来の日本の制度に
反対したい 噛みつきたい』

だけなのかもなぁ… と
勘ぐってしまう自分がいます。





取りあえず

「夫婦別姓」を 先進的だと
かたくなに信じ込み、
『中国』『アメリカ』などを
盲目的に 絶賛
している人
は、

そのあたりの制度や社会背景を
確認しておかないと、
痛恨の恥
かくかもしれませんよ? とだけ

最後に 付け加えさせていただきます。

 




夫婦別姓・夫婦同姓の 解決案


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