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『人工地震』(陰謀論)を いまだに信じてるんですか??


 ■『人工地震』(陰謀論)を
 いまだに信じてるんですか??

執筆 2023年 04月02日 

あの 未曽有の巨大地震

数万人の命を奪いさった
『東日本大震災』から、
気づけば 干支が一回りしました…





「1000年に一度クラス」
言われる大惨事を
目の当たりにした人々の多くが、
「命」や「人生」の意味を
深く問いなおし 学ぶ

ようになった一方で、


「学ぶ」どころか むしろ
「おかしなオカルト熱」を
加速させて
幼児退行する愚か者

出没するようになりました。



その1つが、
今回 ご説明する
『人工地震』
という 陰謀論 です。

 




人工地震とは
「人間の科学力で
意図的に発生させる地震」

のことで、


実は『東日本大震災』も、

アメリカや中国・ロシア
などの大国が、
ひそかに太平洋沖の海底に
地下施設を設置し、


そこで 核爆発を起こして
人工的に発生させた地震


というのが、
オカルト信者たちの言い分
なのです。

 



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『実は 東日本大震災は、
人工的に起こされたものである』



ちょっとした
物理・数学・科学好き にとっては、
聞いた瞬間 イスから転げ落ちるほど
無知な妄想
ですが、

オカルト信者たちは、
本気も本気






『「人工地震など無い」などと
支配層(政府や大企業のこと)に
信じ込まされている
無知な お花畑どもには、


真実に目覚めた我々の言うことが
理解できないのも無理はない!』


などと 一般人を鼻で笑い、

「お花畑」… 頭がフワフワと幼稚な、
悪い意味で「物事を心配しない」人のこと)




挙句に、
あの大震災で家族を亡くされた
遺族の人々
に対して、

『あんたたちの家族は
地震兵器に殺されたんですよ!?


なのに支配者のニセ情報で
「自然の地震」と思い込んでいるなんて、
お人好しにも ほどがある!


亡くなった ご家族は、
地面の下で泣いているでしょうねぇ。


可哀そうな死者たちに
ご冥福をお祈りいたしますっ!!』


などと、
身の毛もよだつ偽善ゼリフ
平気で吐き捨てたりしているのです。

  




そこで今回は、
『人工地震 兵器』なるものが
いかに非現実的なシロモノか
を、
皆さんに ご説明しようと思います。


あ、オカルト信者
読んでも無駄なので、
とっとと Uターンして下さい ね?


中・高校生ぐらいでも分かるよう
できるだけ簡単に説明 しますが、

「オカルト信者の 脳のレベル」では
理解は不可能
でしょうから。

  


【目次】

  - 人工地震は 実在する

  - 『兵器としての人工地震』は
     なぜ 非現実的なのか

  - 「東日本大震災」における
     地震のエネルギー規模は?

  - 100円を得るために、
     100万円を投入するようなもの




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■ 人工地震は 実在する



こう言うと、一部の方は
驚かれるかもしれませんが、

実は
『人工地震という技術は
実在する』
のです。

 



でも それは
「兵器として」
ではありません。



『大規模な土木工事などを行う前に、
意図的に地下で爆発を起こすなどして、
その振動波の伝わり方によって
地面の中の状態を調べるための技術』

を 指すのです。

(だから僕も『人工地震「兵器」は、非現実的』
意図的に先述しました)







こんな事は、
ちょっと その方面に興味があれば
学生でも知っている話 です。


ですが
オカルト信者は無知 なので、

「地形調査の 人工地震」(実在)と
『兵器としての 人工地震』(妄想)
区別が つきません。




だから、過去の新聞などに
「人工地震」という言葉が
載っている
のを見つけると、

実在する「工事用の人工地震」の記事
(1984年の 読売新聞 の記事のようです。
記事を読めば分かるとおり『工事用』です)




『見よ! 昔から人工地震は
「兵器」として研究されていたのだ!


それが最近になって
話題にならないのは、
「世界を裏で牛耳る勢力」が
意図的に隠蔽しているから
に 違いない!』


などと
壮絶な我田引水の勘違い
を 起こして 狂喜し、


自分の調査力の凄さ(笑)
を 誇ったり、

われわれ一般人を
『無知な お花畑』と 鼻で笑ったり

してしまうのです。

『人工地震 兵器』を信じ込んでいる おバカさん 1

世界を裏で牛耳る勢力が ひた隠しにしている 割には、
昔の新聞にも 普通ー に掲載されている『人工地震』

その時点で「おかしい」と 気づけないどころか
『動かぬ証拠をつかんだ!』
意気揚々とツイートしてしまうあたりが 何かもう…)



  



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■『兵器としての人工地震』は
なぜ 非現実的なのか



工事用 とはいえ
「人工地震」が起こせるなら、

それを「より大規模」にすれば
『兵器としての 巨大人工地震』
も 実現可能なのでは…?



こうした考えは、
オカルト信者でなくても
浮かぶと思います。





事実、ネット上の話を
拾ってみると、

過去の人工地震(工事用)において
『震度6』という
異常な規模の振動を
記録したこともある
そうです。



「震度6」といえば、
「東日本大震災」で 東京都が記録した
「震度5強」を 上回る振動


古い建物であれば、
破壊も可能かもしれません。



やはり、
『兵器としての人工地震』
は 実現可能



いや、それどころか
すでに 実用化されて
しまっている
のでしょうか??

 




この疑問に対しても 僕は、

『兵器としての 人工地震なんて
非現実的ww』

鼻で笑って断言できます。



なぜか?

理由は簡単です。


『エネルギーが
圧倒的に足りていない』

からです。

 




そもそも 皆さんは、
『震度』『マグニチュード』
の違い
を ご存じでしょうか?



「震度」
分かりやすいですね。
その場所の 揺れの大きさ です。


では「マグニチュード」
何かというと、
『地震のエネルギーの大きさ』
の事なのです。



(皆さんもニュースなどで、「地震の規模を示すマグニチュードは〜」
というアナウンスを聞いたことがあるのではないでしょうか?)





大ざっぱな例えですが、

「震度」は
『聞こえる音の大きさ』


「マグニチュード」は
『音源自体の 音の大きさ』


と 考えると
分かりやすいかもしれません。



大音量のスピーカー
近くにいれば、
当然 耳が やぶれるほどの爆音
あなたを直撃します。


でも、
あなたが スピーカーから
離れるにしたがって

聞こえる音は
小さくなっていきます。


あなたが
壁の裏に隠れれば

聞こえる音は
一気に小さくなる事でしょう。






「震度」も つまり、
これと同じようなもの

なのです。


震源に近い場所 ほど、
大きく揺れる。



震源が浅ければ
(距離も近くなるので)

当然 もっと大きく揺れる。



逆に、

震源から離れる ほど
揺れは小さくなり、


揺れのエネルギーが
途中で「振動が伝わりにくい地面」を通過

すれば、
その方面の揺れは
もっと小さくなる
のです。

 



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…と くれば、

あなたも ピンと来た
のではないでしょうか?




そうです。


間近(かつ 地面の浅いところ)で
爆発を起こせば、


「ごく 狭い範囲」であれば、
先ほど話したような
『震度6』もの揺れを発生させる
人工地震も可能
ですが、


その程度のエネルギーでは、
「広範囲に被害を及ぼす地震兵器」
としては
全く使い物にならない
のです。

 



ちなみに、

これまでで最大の「人工地震」
(正確には「地下 核実験」ですが)は、

アメリカが
核弾頭「W71」を使用して起こした
『マグニチュード7』

のものだそうです。



また、僕自身が長年 趣味で
気象庁 などの地震データを
見てきた経験から、

『震源地付近の 震度』は、
「マグニチュードから 2を引いた値」
ぐらいになることが多かった
です。



以上から、
この地下核実験を
実際の地震同様の「地中深く」で
起こした
場合、

最大震度は『5』ぐらい
だったのではないでしょうか?



「震度5」
小さい地震ではないですが、

ちょっと耐震してある建物なら
ビクともしない規模
です。


建物の耐震がシッカリしている日本なら、
本棚などが倒れて 10人弱のケガ人
(まれに死亡者)が出るレベル

済むのではないでしょうか?


わざわざ『核弾頭』まで
使用したのに…(苦笑)


 




言うまでもなく『人工地震』とは、
爆発を地中で起こす もの…


わざわざ「地面」という
カバーを介することで、
「爆発エネルギー」を
地表に届きにくくさせている

ような行為です。



その爆弾を、
「地上で そのまま相手にぶつけた」ほうが、
はるかに破壊力は大きい
のに、

どうして そんな 回りくどい事
『闇の巨大勢力』(笑)が 企んでいると
考えられる
のか…??



こんな「当然の疑問」すら
頭に浮かばない・気づけない
のが、

陰謀論者の 知能レベル
なのです。

  



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■「東日本大震災」における
地震のエネルギー規模は?



それでも オカルト信者は、
こんなことを言って
食い下がる
かもしれません。


『1発の核弾頭で 足りないなら、
100発使えば
100倍のエネルギーになる!


大量投入すれば、
巨大地震を起こすことも
可能だろ!!』
と。





はい、その通り。

「理論的には」可能 です。



「東日本大震災」の
地震エネルギーが
『マグニチュード9』
で、

1発の地下核実験エネルギーが
最大「マグニチュード7」
ですから、


7から9まで
『マグニチュードを 2上げる』
だけのエネルギーを投入できれば
実現可能
です。



では、
そのために必要なエネルギーは
「W71」何発分 でしょう?


50発…? 100発…?



いえいえ、

『1000発分』です。

  




「たった2上がるだけなのに、
なんで!??」

仰天されたかもしれませんが、


実は
「マグニチュード」という単位は、
地震エネルギーが 1000倍になって
ようやく「2上がる」単位



つまり、
「ルート 1000倍」(約 32倍)で
「1上がる」単位
なのです。

マグニチュードの比較1



(そうと知ってみると、
よく「最近 細かい地震が続いているから、
地震のエネルギーが小出しになって、
大地震の恐れが減って助かる」
と言っている人たちが、
いかに「分かっていないか」が浮き彫りになります。

「震度3ぐらい」(マグニチュード5ぐらい)の地震など、
『東日本大震災の 100万分の1のエネルギーにすぎない』のですから…)




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■ 100円を得るために、
100万円を投入するようなもの



ここまで来れば、

『兵器としての人工地震が、
いかに非現実的で
バカげた発想か』


『これを本気で心配している
連中こそが、
いかに「お花畑」か』
が、

皆さんにも しみじみと
実感されたことと思います。

 



「東日本大震災」を
人工的に起こそう
としたら、

「1000発もの核弾頭」を、
「日本から130キロも離れた海中」の、
しかも「深さ24キロもの地中」に、
わざわざ 運び込んだ

ことになります。


そこまで 遠回しで
絶大な下準備をすることに、
一体 なんの意味がある
のでしょう??




本当に日本に
打撃を与えよう
と 思ったら、

東京・大阪などの主要都市を中心に
ほんの 10発ほどの 核弾頭を降らせれば、
日本の機能と人々は ほぼ壊滅
します。


というか、

たった1発 核弾頭を用意して
『核攻撃するぞ』と脅せば
(悲しいかな)済む話
です。

 




僕が、
オカルト信者たちの唱える
陰謀論
を 笑うのは、
こうした所です。


こんなに無意味 極まりない、
『100円を得るために 100万円を投入する』
ような 脳の悪すぎる陰謀 を、


「世界を裏で牛耳る組織」が
本気で画策しているのだとしたら、


むしろ
世界は メッチャ平和
とすら言える

のではないでしょうか?

 

(もちろん、実際に世界を動かす立場にいる人々
『オカルト信者たちのようなバカ』ではありません から、

今日も世界は 危うい均衡のもとに
かろうじて「平和」を維持している
のですが…)





ちなみに、
1995年 に 6000人以上の命を奪った
『阪神・淡路大震災』
についても、

『あれも 人工地震だった!』
と わめく
オカルト信者が おりますが、

この時の 震源
「明石市と 淡路島の間の 海底」
(深さ 16キロ)
です。



こんな 市街地の近く で、
しかも 瀬戸内海などを経由して、

外国船や 潜水艦が
セッセと核弾頭を運んでいたのを
見逃していた
のだとしたら、

むしろ
そっちのほうが 大問題
ですし、


そもそも
そんな事が可能だと 本気で思える
「オカルト信者の脳みそ」のほうが、
見ていて心配になる
レベルです。






無知の唱える陰謀論は、

『100円を得るために、
100万円を投資するような、
幼稚でバカげた妄想である』



この一文を、
胸を張って断言いたします。

 



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以上が、

『兵器としての人工地震』
についての 事実 です。





これについては
「もっと 語りたいこと」
「ツッコミたい馬鹿発言」
あるのですが、

さすがに長文になりすぎたので、
後日「追記」や別ページなどの形で
ご紹介したい
と 思っています。



それでは、ひとまず
この辺りで…

長文に お付き合いくださり、
ありがとうございました
(^^

  




『人工地震』(陰謀論)をいまだに信じてるんですか??


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