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信用できないマスコミの見分け方 『やたらと感想を付加する』


 ■ 信用できない
   マスコミの見分け方
  『やたらと感想を付加する』

執筆 2023年 03月04日 

最近 また1つ、
『信用できないマスコミの 見分け方』
を 見つけました。


それは…

『ニュースに対して、
やたらと感想を付加する
マスコミは、信用できない』

です。






そもそも マスコミとは、
「ユーザーに情報を提供する」ことを
生業(なりわい)としている商売です。


したがって 本来は、
『より 素(す)に近い 情報を、
発信するマスコミ』
こそが、
価値の高いマスコミであるはずです。



ところが、
実際のニュース番組などを見ると、

とても不可解というか
異常な事態が
「日常的」になっている

ことに気づきました。





どうして 我々 一般人は、
大半のニュース において、

『誰かの意見や感想が
付加されたもの』を
見せられている
のでしょう??

 



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『誰かの意見や感想が
付加されたニュース』
とは、
たとえば 以下のようなものです。


皆さんも、
こんな光景(流れ)を、
ごくごく日常的に目にしてきた

のではないでしょうか?



【ニュースの題材】


『今月に入り、野菜の値段が上がってきた』

(直接の原因は、先月から連続して
日本列島を襲っている 台風 の被害)






【あるニュース番組の光景】



★ニュースキャスター

『今月に入り、野菜の値段が
上がってきましたが…

この件につきまして、
経済評論家の「提灯餅」先生
お越しいただき、
お話を伺いたいと思います。』





★経済評論家「提灯餅」

『長引く不景気で疲弊する民衆に
追い打ちをかけるかのごとき
昨今の野菜の高騰…

民衆の悲鳴が聞こえるようで、
私も心を痛めております。

その責務は言わずもがな
『政府』自身にあり、
現政府・与党は その無策を
責められても致し方ない

というのが、
私の偽らざる本心ですね』



(客席から「ほーー…」という感心した声と、拍手)




★ニュースキャスター

『ありがとうございます。

続きまして、

人気お笑い芸人でありながら、
経済にも明るいコメンテーターの
「岡買(おかかえ)」さん にも、
率直な ご意見を伺いたいと思います。』





★お笑いコメンテーター「岡買」

『ネットを見てると
「台風の影響だから」なーんて ズレたこと
言ってるやつがチラホラいるけどさ。

俺は そうは思わないね。

やっぱ 今の野菜の値段って
異常なわけよ。

なんでかっていうとね、
やっぱ「政府の失策」
なんじゃないかな
と…

俺たち民衆が声を上げてかない と、
動かないよ? 政府の人らって。

民主主義なんだからさ。
政治家たちに聞かせてやらないと。
国民の本音ってやつをさ。

やっぱ。』



(客席の人々、「うんうん」と うなずく。 拍手)




★ニュースキャスター

『民衆の声の大切さですね。

考えさせられるコメント、
ありがとうございます。

最後は、視聴者の皆さまの意見も
お聞きしてみようと思います。

こちらは、大阪府に お住いの主婦
「キララちゃんママ」さん
から
いただきましたメールとなります。』





★視聴者「キララちゃんママ」
(本人ではなく声優が朗読)


『こんなに野菜が
値上がりしちゃったら、
生活ができませーん。

政府の人は
高いお給料をもらいすぎて、
もう 庶民の感覚が
分からなくなっているのでは?

政治家の横暴を許すな!
私たちは断固 闘うぞ~~』



(客席から「ほーー…」という感心した声と、拍手)




★ニュースキャスター

『…と、イヤハヤ、
厳しいながらも率直な「民衆の声」に、
私も読みながら身が引きしまる思いです。

当番組では引き続き、
皆さまからの ご意見の
メール・お便りを
お待ちしております。


さて、続きましては
海外からのニュースです。』




(登場人物は、全て架空です)



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人によっては

「え? この流れの
どこが おかしいの??」


と 思ってしまうかもしれませんが、
(見慣れた光景なので)


ある程度の 情報読解力
がある人や、

先ほどの
「事前に台風被害があり…」
という注釈をキチンと憶えて
いてくれた人 にとっては、

違和感バリバリの内容
であった事と思います。




本来なら

「野菜の価格が上がっていること」
「直接の原因は 自然災害であること」

といった 客観的事実 のみを説明すれば
済むはずのニュースなのに、


周りの発言者の
『意見・感想』によって、


さも『政府の怠慢が招いた事態』
のごとく印象操作されている
のが、
この違和感の正体です。






この印象操作の 巧みなところ は、

『ニュースキャスター本人に、
政府批判をさせていない』

にあります。



ニュースキャスター本人に
「政府批判」をさせると

視聴者に「露骨な情報操作だ」と
簡単にバレてしまいます
が、

「専門家」や「コメンテーター」、
「一般人」の口を借りれば、


それは『マスコミとは無関係な
第三者の 意見』
という体裁になり、

ユーザーの警戒心も ゆるんで、
情報操作・印象操作が
しやすくなる




そんな 緻密な計算
周囲に張り巡らされているのです。

 



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さらに言えば、

呼ばれた『専門家』や
『コメンテーター』の出演料は
そのマスコミから出ている

わけですから、

そのマスコミに都合のいい発言を
する可能性が多分にあります
し…

(都合の悪い個所を「編集でカット」する手もあります)



意見を送っている『一般人』とやらも、
そもそも 実在するかどうかの
確証がありません。




(捏造したものではなくても、たとえば、
そのニュースを放送しているマスコミが大阪にあれば、
そこの社員は『大阪の会社員』でもあります。

「大阪の会社員●●さん」というのは、
実は「そのマスコミの社員●●」である可能性も
存在する
わけです。


そもそも、そのマスコミが最初から
『自社に都合のいい感想』だけを
ピックアップ
する気マンマンなら、
投稿者の「実在する・しない」以前の問題です。

100人中 99人が「別に問題ない」と思って いても、
それらを全部無視して、
たった1人の『これは大問題だああぁぁぁ』という意見のみを
「当社に送られた意見」として紹介
すれば、
あたかも「世の中の多くの人が問題視している大事件」
であるかのごとく 世間に印象操作できる のですから…

これは『チェリーピッキング』と呼ばれる、
ごく初歩的な操作の1つです。)




こんな「穴だらけのダマシ」
であっても

ろくに自分で考えようともせず
マスコミ情報を鵜呑みにする
『ダマしやすい人々』相手 であれば、
十分に効果を発揮する
ので…


マスコミのほうも 平然と
こうした流れの番組を
作り続けている
わけです。

 



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マスコミも 企業 である以上、
「スポンサー」や「自社利益」を
最優先します。



自分たちの推す政党(スポンサー)が
野党
であれば、
必死になって
『与党(現政権)叩き・野党ヨイショ』
をする
でしょうし、

地方 に拠点があれば、
躍起になって
『東京叩き・地方ヨイショ』
をする
でしょう。


そうしないと、自分たちが
オマンマの 食い上げ
なってしまうからです。

 




この事からも、
残念ながら マスコミに
『素(す)のままの 情報の報道』
を 期待する
のは

実質不可能
だと分かります。






では、我々ユーザーは
どうすれば良いのか?



それは、

マスコミのニュースを見たとき、
できるだけ『素(す)の情報だけ』
『客観的事実だけ』を
「自力で」汲み取れるよう、
日々訓練すれば良い
のです。


つまり、

ニュースに 引っ付いてくる
『意図的に片寄らせた感想』
(印象操作)を、

「差し引く」か「無視」
できる目
を 養うわけです。






『「感想」を多用してくるマスコミは、
話半分に聞くか、
そもそも信用しない』



『マスコミが見せる情報の中から、
「素の部分」(本質)を読み取る目を、
自らの努力で養う』




それが、
あなたが より正確な情報に
辿りつくために大切な姿勢…

『情報社会を生きぬくテクニック』
ではないでしょうか?

   




信用できないマスコミの見分け方 『やたらと感想を付加する』


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