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デマ・陰謀論
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「1」の付く日は大地震が多い(オカルト)
■「1」の付く日は
大地震が多い(オカルト)
執筆 2012年 04月12日
更新 2022年 09月12日
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いつの頃からか、
ネットで
こんな説
を
見かけることが多くなりました。
『「1」の付く日は、
大地震が起こりやすい』
というものです。
しかも この説を主張する人々は、
『「1」が 2つ以上つく日は、
さらに大地震発生の危険度が高い』
とも 警告しているのです。
たしかに 言われてみれば、
2011年に未曽有の大規模被害によって
万単位の人命を奪った
『東日本大震災』
は、
「3月11日」
に発生しました。
1985年に兵庫県を中心に
局地的な大被害をもたらした
『阪神・淡路大震災』
は、
「1月17日」
です。
近年の
歴史的大震災
の起こった日は、
いずれも
『日付に「1」が2つ』付いている
んですよね。
さらには、
この2つの震災に はさまれて
忘れられがちですが、
2004年に発生した
『新潟県中越地震』
は
「10月23日」
で、
1が1つ付いています
し…
そもそも「防災の日」として
カレンダーにも載り、
誰もが歴史の授業で学んだであろう
『関東大震災』
(9月1日)
にも、
ちゃんと
1が1つ付いている
のです。
こんな不思議な偶然が
あるものでしょうか?
地震発生の日と「日付」には、
密接な関係があると見て
間違いない
でしょう。
我々は
『1の付く日』
…
特に
『1が 2つ以上つく日』
には、
大地震におびえて
暮らすべき
なのです!
科学的に証明されていない
からといって、
こうした
『明白な結果』
を
無視することは
人間のオゴリ
です!
科学が全てでは無い!!
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…などと
単純に結論づけてしまう
から、
オカルト信者は『頭が悪い』
と 笑われるのです。
なるほど、
たしかに
「1の付く日に
大地震が起きているケース」
は
多々 見られますね。
でも、冷静に考えてみると、
この説は、
「ある 重要で肝心なこと」を、
確認し忘れて
います…
そうです。
『そもそも、
1年のうちで「1の付く日」が、
どれだけあるか?』
についての確認です。
自分も調べてみて
驚きました。
「1が、2つ以上 付く日」
ですら
年間に『77日』
(全体の 21%)
…
「1が、1つだけ付く日」
にいたっては
『223日』
(全体の 61%)
もあったのです。
(なにしろ、
11月
は 全てが「1が、2つ以上 付く日」ですし、
1・10・12月
は 全てが「1が、1つ以上 付く日」…
全ての月の中旬
も 最低限「1が、1つ付く日」なのですから、
カレンダーには
『1の付く日』が あふれかえっている
のです)
そもそも、そんなに
「1の付く日付」が危ない
のなら、
『ポッキーの日』(11月11日)は、
悲惨な震災ニュースで
あふれてないと おかしい
と 思うのですが?
ちなみに 下記リンクは、
歴史上の 主だった大地震の年表
です。
ウィキペディア『地震の年表』
年間に6割も「1の付く日」があるのに、
『日付に1のついていない震災日』が
ゴロゴロ存在している
ことが、
お分かりになるのでは
ないでしょうか?
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年間の6割以上の日付に
「1が付いて」
いれば、
『1が付いている日付に
起こった大地震』が多いのは
むしろ 当たり前…
デマとはいえ、
うまい所に目を付けたものだ
と
感心させられます。
ちなみに
占い
や
詐欺
では、
ダマしたい相手に対して
「比較的 誰にでも当てはまるような要素」を
あえて「相手特有の特徴」のように語って
言い当てる(?)
ことで、
相手を驚かせ、自分を信用させるという
『バーナム効果』
(フォアラー効果)
という 心理テクニックがあります。
『「1」の付く日は 大地震が多い』
という法則(?)にも、
それと同じ臭い
を
感じずにおれない自分です。
このページは、10年ほど前の
2012年4月
に書いた mixi日記を元に、
再執筆したものになります
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